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書家
田坂州代
脚本家の俳句を即興で書く

おともだちの秀句に触発されておもわず書いたもの。即興です。

句の作者は脚本家の

原田佳夏(よしか) さん

俳号は飛豚(ひーとん)さん

「三分咲き花の階段(きざはし)空目指し 飛豚」

「寒や重なる枝に雲の咲く 飛豚」

 

東京都中野区にある井上円了(圓了)ゆかりの哲学堂公園へ吟行にいらして詠まれたものです。

まだ三分咲程度で、枝のすきまから雲がのぞいている気候だったそうです。

ほんとうは(古典句歌はともかく)近現代作家の作品は漢字仮名の置き換えもNGなのですが、さすがにここに「階段」と入れるといささか字面がごつかったのと、「かいだん」と読まれたくなかったのとでひらがなにしました。

哲学堂公園をつくった哲学者の井上圓了は、後に東洋大学となる哲学館を設立した方で、『妖怪学講義』なども著し「お化け博士」「妖怪博士」などとも呼ばれた方です。私は日大卒業後、東洋大学で書道の教職課程の単位を取得させていただいたので、私にとっても建学の師。

哲学堂公園は、ソクラテス、カント、孔子、釈迦を祀った「四聖堂」を建設したのがはじまりだそうです。公園の一部は見学したことがあるのですが、園内には到る所に哲学に由来するユニークな名前の坂や橋、いくつもの建物が点在し、井上円了の思想と世界観が表現されているそうなので、さらにゆっくり全体を歩いてみたいと思っています。

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