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田坂州代
閑吟集〇四〇

閑吟集(全三一一首)を毎日ひとつづつアップしてます。
毎回即興にてご容赦。

中世のいきいきとした歌謡集「閑吟集」は、相手を想わずにはいられない人間の機微、人生の真髄を突くひと言、そのおおらかさについ笑みがこぼれるおちゃめで色っぽい歌まで、多様性に富んだ歌が並んでおり、書いていて楽しいです。(田坂州代)

閑吟集2-040s

閑吟集 〇四〇/三一一 閑吟集40
かの昭君の黛は 翠(みどり)の色に匂ひしも 春や暮るらん糸柳の 思ひ乱るる折ごとに 風もろともに立ち寄りて 木陰の塵を払はん 木陰の塵を払はん