投稿画像
書家
田坂州代
閑吟集二五〇

閑吟集 二五〇/三一一 閑吟集250
夢通ふ道さへ絶えぬ呉竹の 伏見の里の雪の下折れと 詠みしも風雅の道ぞかし げに面白や割り竹の 割り竹の編木(ささら)ならば 夢の通ひ路絶えなまし 千秋万歳の栄華も 破竹の中の楽しみぞ 味気(あじき)なのうき世や 夢さへ見果てざりけり

閑吟集(全三一一首)をひとつづつアップしてます。
毎回即興にてご容赦。

中世のいきいきとした歌謡集「閑吟集」は、相手を想わずにはいられない人間の機微、人生の真髄を突くひと言、そのおおらかさについ笑みがこぼれるおちゃめで色っぽい歌まで、多様性に富んだ歌が並んでおり、書いていて楽しいです。(田坂州代)

閑吟集 二五〇/三一一 閑吟集250
夢通ふ道さへ絶えぬ呉竹の 伏見の里の雪の下折れと 詠みしも風雅の道ぞかし げに面白や割り竹の 割り竹の編木(ささら)ならば 夢の通ひ路絶えなまし 千秋万歳の栄華も 破竹の中の楽しみぞ 味気(あじき)なのうき世や 夢さへ見果てざりけり