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田坂州代
閑吟集二四六

閑吟集 二四六/三一一 閑吟集246
神は偽りましまさじ 人やもしも空色の 縹(はなだ)に染めし常陸帯の 契りかけたりや 構へて守り給へや ただ頼め かけまくもかけまくも 忝なしやこの神の恵みも鹿島野の 草葉に置ける露の間も 惜しめただ恋の身の 命のありてこそ 同じ世を頼むしるしなれ

閑吟集(全三一一首)をひとつづつアップしてます。
毎回即興にてご容赦。

中世のいきいきとした歌謡集「閑吟集」は、相手を想わずにはいられない人間の機微、人生の真髄を突くひと言、そのおおらかさについ笑みがこぼれるおちゃめで色っぽい歌まで、多様性に富んだ歌が並んでおり、書いていて楽しいです。(田坂州代)

閑吟集 二四六/三一一 閑吟集246
神は偽りましまさじ 人やもしも空色の 縹(はなだ)に染めし常陸帯の 契りかけたりや 構へて守り給へや ただ頼め かけまくもかけまくも 忝なしやこの神の恵みも鹿島野の 草葉に置ける露の間も 惜しめただ恋の身の 命のありてこそ 同じ世を頼むしるしなれ