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書家
田坂州代
悩ましい国語辞典

本の街、神田神保町で行われたイベントに伺いました。

舟を編む人達 第2回「悩ましい国語辞典」 神永曉出版記念パーティー

会場の「ブックカフェ二十世紀」さんは古書店とカフェが一体となった素敵なお店です。

神永さんと店主の鈴木さんは大学の同窓生。
私は昨年お二人とそれぞれ別なご縁でお近づきになったこともあり、「これは面白いお話になるにちがいない」と参加させていただきました。

講演者で、昨年「悩ましい国語辞典 辞書編集者だけが知っていることばの深層」を時事通信出版局から上梓された神永暁(さとる)さんは、小学館にご勤務で、日本最大=世界最大規模の国語辞典「日本国語大辞典 第二版」の編集に携われ、現在は辞書部門全体の長としてお仕事されています。
また、NPOで子供さん達向けの「辞書引き学習」普及の活動もなさっています。

日本語は日々たちどまることなく姿を変えています。
同じ言葉が指す意味の変化、新語と死語の入れ替わりなど、揺れ動く言葉を辞書に固定する際の、楽しくも苦しい悩ましさを綴られた「悩ましい国語辞典」は、辞書の編集形式を模した、どこからでも読める楽しいエッセイ。
講演では、辞書編集にまつわるたくさんの興味深いお話を伺いました。

上記のご著書のサワリはこちらで
「辞書づくりの楽しい悩み ~編集者の秘めた本音」
http://www.jiji.com/jc/v4?id=201512dictionaryfuntomake0001