閑吟集(全三一一首)を毎日ひとつづつアップしてます。 毎回即興にてご容赦。
中世のいきいきとした歌謡集「閑吟集」は、相手を想わずにはいられない人間の機微、人生の真髄を突くひと言、そのおおらかさについ笑みがこぼれるおちゃめで色っぽい歌まで、多様性に富んだ歌が並んでおり、書いていて楽しいです。(田坂州代)
二〇一六年八月二十五日
閑吟集 〇七二/三一一 閑吟集72
恋風が 来ては袂(たもと)に掻(か)ひ縺(もた)れてなう 袖の重さよ 恋風は重いものかな