二〇一六年十二月二日
閑吟集 一七一/三一一 閑吟集171
逢ふ夜は人の手枕(たまくら) 来ぬ夜は己(おの)が袖枕 枕余りに床(とこ)広し 寄れ枕 此方(こち)寄れ枕よ 枕さへに疎(うと)むか
閑吟集(全三一一首)を毎日ひとつづつアップしてます。
毎回即興にてご容赦。
中世のいきいきとした歌謡集「閑吟集」は、相手を想わずにはいられない人間の機微、人生の真髄を突くひと言、そのおおらかさについ笑みがこぼれるおちゃめで色っぽい歌まで、多様性に富んだ歌が並んでおり、書いていて楽しいです。(田坂州代)
閑吟集 一七一/三一一 閑吟集171
逢ふ夜は人の手枕(たまくら) 来ぬ夜は己(おの)が袖枕 枕余りに床(とこ)広し 寄れ枕 此方(こち)寄れ枕よ 枕さへに疎(うと)むか