閑吟集 二三二/三一一 閑吟集232
凡そ人界の有様を暫く思惟してみれば 傀儡棚頭に彼我を争ひまことをいづれの所ぞや妄想顛倒夢幻の世の中に在るを有るとや思ふらん
閑吟集(全三一一首)をひとつづつアップしてます。
毎回即興にてご容赦。
中世のいきいきとした歌謡集「閑吟集」は、相手を想わずにはいられない人間の機微、人生の真髄を突くひと言、そのおおらかさについ笑みがこぼれるおちゃめで色っぽい歌まで、多様性に富んだ歌が並んでおり、書いていて楽しいです。(田坂州代)
閑吟集 二三二/三一一 閑吟集232
凡そ人界の有様を暫く思惟してみれば 傀儡棚頭に彼我を争ひまことをいづれの所ぞや妄想顛倒夢幻の世の中に在るを有るとや思ふらん