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田坂州代
閑吟集〇二二

閑吟集2-022s

閑吟集 〇二二/三一一 閑吟集22

吹くや心にかかるは 花のあたりの山颪(やまおろし) 更(ふ)くる間を惜しむや 稀に逢ふ夜なるらん この稀に逢ふ夜なるらん

閑吟集(全三一一首)を毎日ひとつづつアップしてます。
毎回即興にてご容赦。

中世のいきいきとした歌謡集「閑吟集」は、相手を想わずにはいられない人間の機微、人生の真髄を突くひと言、そのおおらかさについ笑みがこぼれるおちゃめで色っぽい歌まで、多様性に富んだ歌が並んでおり、書いていて楽しいです。(田坂州代)