二〇一六年十月十七日
閑吟集 一二五/三一一
汀の浪の夜の潮 月影ながら汲まうよ つれなく命永らへて 秋の木の実の落ちぶれてや いつまで汲むべきぞ 味気なや
閑吟集(全三一一首)を毎日ひとつづつアップしてます。
毎回即興にてご容赦。
中世のいきいきとした歌謡集「閑吟集」は、相手を想わずにはいられない人間の機微、人生の真髄を突くひと言、そのおおらかさについ笑みがこぼれるおちゃめで色っぽい歌まで、多様性に富んだ歌が並んでおり、書いていて楽しいです。(田坂州代)
閑吟集 一二五/三一一 閑吟集125
汀の浪の夜の潮 月影ながら汲まうよ つれなく命永らへて 秋の木の実の落ちぶれてや いつまで汲むべきぞ 味気なや