二〇一六年十一月十九日
閑吟集 一五八/三一一 閑吟集158
末枯れの 草葉に荒るる野宮の 草葉に荒るる野宮の 跡なつかしきここにしも その長月の七日の日も 今日にめぐり来にけり 物はかなしや小柴垣 いとかりそめの 御住まひ 今も火焼屋の幽かなる光や わが思ひ内にある色や外に見えつらん あら寂し宮所 あら寂しこの宮所
閑吟集(全三一一首)を毎日ひとつづつアップしてます。
毎回即興にてご容赦。
中世のいきいきとした歌謡集「閑吟集」は、相手を想わずにはいられない人間の機微、人生の真髄を突くひと言、そのおおらかさについ笑みがこぼれるおちゃめで色っぽい歌まで、多様性に富んだ歌が並んでおり、書いていて楽しいです。(田坂州代)
閑吟集 一五八/三一一 閑吟集158
末枯れの 草葉に荒るる野宮の 草葉に荒るる野宮の 跡なつかしきここにしも その長月の七日の日も 今日にめぐり来にけり 物はかなしや小柴垣 いとかりそめの 御住まひ 今も火焼屋の幽かなる光や わが思ひ内にある色や外に見えつらん あら寂し宮所 あら寂しこの宮所