二〇一六年十一月二十五日
閑吟集 一六四/三一一 閑吟集164
名残り惜しさに 出でて見れば 山中に 笠の尖りばかりが ほのかに見え候(そろ)
閑吟集(全三一一首)を毎日ひとつづつアップしてます。
毎回即興にてご容赦。
中世のいきいきとした歌謡集「閑吟集」は、相手を想わずにはいられない人間の機微、人生の真髄を突くひと言、そのおおらかさについ笑みがこぼれるおちゃめで色っぽい歌まで、多様性に富んだ歌が並んでおり、書いていて楽しいです。(田坂州代)
閑吟集 一六四/三一一 閑吟集164
名残り惜しさに 出でて見れば 山中に 笠の尖りばかりが ほのかに見え候(そろ)