二〇一六年九月十二日

閑吟集 〇九〇／三一一　閑吟集90
扇の陰で目を蕩めかす　主（ぬし）ある俺を何とかしょうか　しょうかしょうかしょう

閑吟集（全三一一首）を毎日ひとつづつアップしてます。
毎回即興にてご容赦。

中世のいきいきとした歌謡集「閑吟集」は、相手を想わずにはいられない人間の機微、人生の真髄を突くひと言、そのおおらかさについ笑みがこぼれるおちゃめで色っぽい歌まで、多様性に富んだ歌が並んでおり、書いていて楽しいです。（田坂州代）