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田坂州代
閑吟集二七二

閑吟集 二七二/三一一 閑吟集272
只将一縷懸肩髪 引起塗帰宜刀盤
只一縷(ただいちる)ノ肩ニ懸(か)カレル髪ヲ将(もっ)テ 引キ起コス塗帰宜(ときよろ)シトハ

閑吟集(全三一一首)をひとつづつアップしてます。
毎回即興にてご容赦。

中世のいきいきとした歌謡集「閑吟集」は、相手を想わずにはいられない人間の機微、人生の真髄を突くひと言、そのおおらかさについ笑みがこぼれるおちゃめで色っぽい歌まで、多様性に富んだ歌が並んでおり、書いていて楽しいです。(田坂州代)

閑吟集 二七二/三一一 閑吟集272
只将一縷懸肩髪 引起塗帰宜刀盤
只一縷(ただいちる)ノ肩ニ懸(か)カレル髪ヲ将(もっ)テ 引キ起コス塗帰宜(ときよろ)シトハ