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田坂州代
閑吟集二六五

閑吟集 二六五/三一一 閑吟集265
忍ぶれど 色に出でにけり我が恋は 色に出でにけり我が恋は 物や思ふと人の問ふまで 恥づかしの漏りける袖の涙かな 実(げ)にや恋すてふ 我が名はまだき立ちけりと 人知れざりし心まで 思ひ知られて恥づかしや 思ひ知られて恥づかしや

閑吟集(全三一一首)をひとつづつアップしてます。
毎回即興にてご容赦。

中世のいきいきとした歌謡集「閑吟集」は、相手を想わずにはいられない人間の機微、人生の真髄を突くひと言、そのおおらかさについ笑みがこぼれるおちゃめで色っぽい歌まで、多様性に富んだ歌が並んでおり、書いていて楽しいです。(田坂州代)

閑吟集 二六五/三一一 閑吟集265
忍ぶれど 色に出でにけり我が恋は 色に出でにけり我が恋は 物や思ふと人の問ふまで 恥づかしの漏りける袖の涙かな 実(げ)にや恋すてふ 我が名はまだき立ちけりと 人知れざりし心まで 思ひ知られて恥づかしや 思ひ知られて恥づかしや