閑吟集 二四七/三一一 閑吟集247
まことの姿はかげろふの 石に残す形だに それとも見えぬ蔦葛 苦しみを助け給へと 言ふかと見えて失せにけり 言ふかと見えて失せにけり
閑吟集(全三一一首)をひとつづつアップしてます。
毎回即興にてご容赦。
中世のいきいきとした歌謡集「閑吟集」は、相手を想わずにはいられない人間の機微、人生の真髄を突くひと言、そのおおらかさについ笑みがこぼれるおちゃめで色っぽい歌まで、多様性に富んだ歌が並んでおり、書いていて楽しいです。(田坂州代)
閑吟集 二四七/三一一 閑吟集247
まことの姿はかげろふの 石に残す形だに それとも見えぬ蔦葛 苦しみを助け給へと 言ふかと見えて失せにけり 言ふかと見えて失せにけり